学生諸君に告ぐ 全文掲載(その1)   ホームへ  戻る  次へ

 


 
学生諸君に告ぐ


 今回本年度新入生移行生歓迎会の開催ならびに、これに関連して学生会執行部で編集作成した「建学の基」の配布について大学側が不許可にした理由については掲示によって、学生諸君はすでに承知の筈だが、その際の約束によってその事情の詳細を左に明かにする。
 またこの機会に研究会等の顧間制度についても説明する。

 一、新入生移行生歓迎会問題についての一般的な経過
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(イ)四月十三日の許可請求までの学生会執行部について、学内での印刷物の作成、配布あるいは講演会の開催その講師の決定等については、大学の規程や、それに基く慣行により企画決定前に学生会執行部から大学側に提案することになっている。
 (団体、集会、掲示、印刷物、その他に関する規程)!学生手帳十四頁。
 そのために学生指導部は二月半ぱから数回にわたり口頭や文書によって連絡するよう申入れたにも拘らず執行部は四月十三日になって、この申入れの回答と称して、すでに印刷完了した、「建学の基」を提出して配布許可を求め、また講師は勿論、日時等も決定した歓迎講演会の計画を提出し開催許可を求めてきた。

(ロ)このような「建学の基」の如き主要な印刷物をすでに配布する状態で提出すること、外部講師との完全な打合せをすませた講演会の開催を求めることは・従来の学生会執行部も全く行なわなかった事で、大学内の一般的秩序あるいはルールや、教育方針等に対する極めて意識的な違反ないし反抗である。
さらにその具体的内容より見て,大学側は,これらを不許可にせざるを得なかったのである.

(ハ)しかも大学側は執行部と次のように数回にわたって会合し、検討を加え、「建学の基」の配布と講演会開催を最終的に不許可としたのであるが、その間の事情は次の通りである。
 四月十三日、指導委員長、学生課長等と執行部委員長および編集部長、短大部長とついで四月十日大学側指導部委員(副委員長、常任委員、ならびに学生課長を始め学生課各員)と会見し、またその後随時、随所において理由を説明し、善後処置について、(然らぱどのようにしたら「建学の基」は配布できるか、また講演会はどのような点を問題にする等に)もふれた。

 従って、執行部は大学側が無理にしたわけでもなければ、さらにこれらをどのようにしたらよいかについて、大学側の考え等、執行部は十分理解していた筈である。

 

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